2006-07-15 [長年日記]

これもひとつの考え方 [etc]

ここに、マナーという語句の解釈の分かれ目があるように思える。
ひとつの解釈は 『ウェブ上の常識としてのマナー』 で、もうひとつは 『現実の延長上、対人関係としてのマナー』 です。


上記エントリを書いた quintia 氏は、おそらく前者を用いているのだと思う。その点に異論は無い。
けど、後者の解釈を用いた場合には、果たしてどうなのか……。


結局のところ、対人関係的には無断リンク*1はタブーであることに変わりは無いんでしょう。
相手と上手く折り合うためには、相手に合わせることも重要であることは間違いではないでしょうし。

SiroKuroPage - 無断リンク禁止トラップおまけ - 無断リンクとマナーの関係

私があそこで"マナー"という言葉を使ったのは、財団法人インターネット協会が作っているページ「インターネットを利用するためのルールとマナー集(こどもばん)」を引用してのことです。なのであのエントリ中では"マナー"という語句にいて、解釈を一切せずに使っています。


で、私自身の考えとしては、WWW上に『現実の延長上、対人関係としてのマナー』 を持ち出す必要はあまり無いと考えています。

  1. サイトを構築しているのが個人であるかどうかは、必ずしも判らないということ
  2. ある程度放置されているようなサイトについて、対人関係を築くということが事実上不可能なのこと

などの理由です。あるいはもう少し抽象で言うと、WWWはコンテンツとコンテンツのつながりで構成されている(されるべき)ものである、てなところでしょうか。
だからこそ SNS が WWW というプラットフォーム上の新しいアプリケーションとして立ち現れてきた、なんてことも考えてます。


それはそうとして。

http://d.hatena.ne.jp/tinycafe/

のはてなダイアリーが話題になっていた様ですが、全く知りませんでした。
アクセス解析で、

http://materia.jp/diary/20060713.html

へのリンクを見ていく過程で「こんなことが話題になっていたんだ」と後から知った次第です。
現時点でプライベートモードになっている様なので、そこでどういうやりとりがあったのか? 周辺の情報から「無断リンク禁止」と書いてあった様なのだけどそれは真実なのか? が判らなくなっています(ちょっと残念です)。


話題を戻します。
先のダイアリーがプライベートモードになっていることから、本当に無断リンク禁止と書いてあったのか? ということは周囲の状況からしか判断できません。
WWW において言及可能なのは、今観測できる情報でしかなく、すなわち現時点でリンクをするにあたって付随できる情報は「今はプライベートモードになっているようです」ということだけです。
ここで人対人の関係から解決しようとすると、例えば id:tinycafe さんにコメント付きのポイント送付などで「過去に無断リンク禁止と書いてあったようだが、現在はプライベートモードになっている。リンクしてもいいのか」と聞いてみる、などという行為に依ることになるでしょう。
これも、WWW では「コンテンツとコンテンツのつながり」が基本であるという――あるいは「人対人のつながり」を持とうとすると不毛な行動になるという――前述の私の考えの一例になっています。


ちなみに私は「無断リンク禁止?ナンセンス!」とか言って無断でリンクする類の人間。