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prima materia diary
diary summary

学校・教育委員会 ネットリテラシー

私のスタンス まとめ

個人および個人サイトが"無断リンク禁止"を謳うことに関与したり、あげつらうことは特にしない。
ただし"無断リンク禁止"を尊重することもしない。記述を引用したいなど、リンクが必要になる場合には基本的に無断で行う。

公共サイト、特に教育関係のサイト(小中学校,教育委員会など)が"無断リンク禁止、引用不可"としていることには反応する。

なぜか。
著作権の教育の時に「他人の著作物を勝手に使ったりしてはいけません。使いたいときは許可をもらうことが必要です」と教える。だがこれでは不十分である。著作権法にて「公表された著作物は、引用して利用することができる」とされていることも教えなければならない。
以上のことは主に「コンテンツを公開するときのルール」として教えられる。しかし、逆に、他人がコンテンツを公開する時のルールであることも意識させなければならない、と考えている。(余談。「他人にパスワードを教えてはいけません」とは教えるが、「他人のパスワードを探ってはいけません」「他人のパスワードを偶然知ってしまったとしてもそれを使ってはいけません」と教えないのと同じ構図だと思う)
インターネット上にコンテンツを公開するということは、時に「他人に引用され、批評や批判を受ける」可能性があるということ。そして「他人にはその権利がある」ということでもある。これらを同時に教えて、意識させなければならない。
その時に、小中学校や公共のサイトに"無断リンク禁止、引用不可"とあるのは非常に都合が悪い。
自分の学校や授業で見るサイトに書いてあるせいで、それが不当な主張であること(他人の権利を制限している主張であること)に気づけないのではないか? と考えている。
そして、その様に書いておきさえすれば他人はそれに従うだろう、と勘違いしてしまうんじゃないか? と懸念している。

他人の著作物を引用する時には、引用元を明にしなければならない。インターネット(WWW)においては「○○さんがこういうことを書いていた」と記すことは難しい。「ここにこういうことが書いてある」と記すこと、つまり「リンクする」方が自然な手段である。
引用元が「リンクしないで」と主張している場合でも、URLを記すだけで引用元を明にすることは可能ではある。引用元を明にしなければならない引用者の都合と、リンクしないでほしい引用元の欲求はこれで満たせる。でもこれは不自然。
引用元を見るのに、URLをアドレスバーにコピーするという一手間が必要になる。そしてそういう風にアクセスすると、引用元(リンク先)のサーバにはリンク元のrefererが届かない。どこからか分からないアクセスが増えることになる。それは気味が悪いんじゃないだろうか? と思う。
「リンクしないで」という主張を尊重しようとすると、そういう気味が悪いアクセスを増やすことになる。
私が"無断リンク禁止"を尊重しないのはそういう理由からである。

もう一つ、私が"無断リンク禁止"を尊重しない理由。
"リンクするのに校長の許可が必要です"と書いてある学校サイトに「こういう記事を書いて公表したいので引用とリンクをしますよ」と送っても返事をもらえることはまずない(例外的に、ちゃんと返事をもらえたところも1つか2つはあった)。
「駄目」とも「いい」とも返事がこないことを経験的に知っている。
つまり"リンクするのに校長の許可が必要です"と主張するくせに、そのように許可/不許可を示してもらえるかどうかといえば、運用上のレベルで全く期待できない。
だから、無断で引用しリンクすることにしている。

数学(っぽい)話

集合論(っぽい)話 (同じ内容を違う話題で繰り返しています)

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